再びギュッと鈴くんに抱きついた。

「ああ可愛い。先輩、プレゼントなんだけどさ」

「うんうん」

「呼び捨て券ってどう?」

「へっ?あ、いいよ!」

「僕が先輩のこと呼び捨てね」

「うん!」

 鈴くんに呼び捨てされるのかぁ……!!私もとうとうここまで来た!!

 人生初の恋愛は、ずっとずーっと長続き!

 毎日幸せドキドキ。

 ん?でも、私前に何回か鈴くんに呼び捨てされた記憶があるんだけれど……。

「鈴くん呼び捨てしたことあるよね?」

「あるね」

「も〜!!なんだよ〜!!、いつでも呼び捨てしてね、私は鈴くんにならなにされても大歓迎だよ」

 すると、押し倒されるような状況になってしまった。

 つまり、鈴くんが私の上においかぶさっている。