「あ!これとかは!いいんじゃない?」

 鈴くんが指さした先には、シンプルだけど、ロゴがオシャレな五分袖の服があった。

「うん!」

「じゃあ先輩がホワイト版で僕が黒ね〜」

「うん!いくら?」

「1万八千円」

 ええ!?こんなにシンプルなのに!?

 あ、生地とかが高級なんだ……。

 よくよくみれば、ブランドモノのお洋服だし……。