「うん、わかった、4人で回ろっか?」

「いいの?千瀬!ありがとう……!大好きだよ……!!」

 ギュッと抱きつかれている千瀬が羨ましくなった。

「鈴くん、いい……?」

「ギュッてしてくれるならい——-」

 ギュッ。

 ああもう可愛い。

 天使だ女神だ。

 神になんて感謝したことないけれど、結乃先輩と言う存在を作ってくれてありがとうと本気で思った。

「いくらでもするよ、ギュッて。鈴くんが嫌じゃないなら」

「っ……」

 その言葉に理性が刺激された。

 どうしようもないからとりあえず、甘いキスを落とした。