「あ、あの!結びさんですよね!?」

「わ、私達大ファンです!!」

「サインください!!」

「ええっ……!?」

 わ、私に言っているんだよね……?

 あ、ありえない……!!

「す、スズさんも!よければサイン……」

「すみません〜お姉さん達、僕達いまから用事あるのでね?またね〜」

「きゃー!!もうかっこいいし可愛い!!」

「神よ……そして隣の結び様は天使だわ……」

 まさかそんなことを言ってもらえていたなんて、知る由もなかった。