「……ごめん」

「……え、えっと……」

「ヒドい事してごめんなさい、俺は、先輩がもう1人の男として俺の事を好きじゃ無いのかすら心配になって来てた、遊園地の帰りに楓也と大地って寝言で言ってた事に嫉妬した」

「えっ……?!」

 大きな可愛い目をさらに大きくした先輩は、涙がピタリと止まった。

「それで、先輩にヒドい事して、ちゃんと確かめようとした、俺の事好きなのか……だけど、逆効果だった」