「だよな、結乃」

「えっ、えっと……」

 私を庇ってくれているんだよね……?

「う、うんっ……!だーい好きだよ、さく先輩……!」

「っ……!?」

 あれ、さく先輩顔赤い……私、恥ずかしい事しちゃったかな……!?

「ほら、結乃席に座ってて」

「は、はーい……!」

 り、鈴くんのいる前で……。

 ああ、どうしよう……?ここからもう関係が崩れていってる。

 ……鈴くんはもう私の事なんか好きじゃないんだ……。

 ……この時私は少しだけ決意をした。