思わず「はぁ……」とため息を零した。

 優しく頬を撫でたり、頭を撫でたりしてあげると、微笑んでくれた。

 はぁ……、もうヤバいって、先輩。

「りんっ……きゅん……」

「っ……!?」

 嬉しくて心臓はバクバクだった中、次の言葉で全てが崩れた。

「かやっ……ぱい……だぃ……ん……」

 ……アイツら殺そう。

 俺がなにをしたって言うんだよ、先輩の口からあの2人の名前がもう出ないようにしないとな。