んっ……。

 あれ……?私……、鈴くんのお部屋で寝ちゃってた……。

 カチッカチッと進む時計の音。

 時計を見ると、時刻はまだ4時。

 今から家に帰ってもきっと学校に間に合う。

 そう思って、鈴くんが起きないように体温を測ってあげる。

 ピピッ———

 37度9分……。

 まだ高いけれど、昨日よりは大分下がっててよかった。

「ふぅ……」と息を吐いて、鈴くんの部屋をそっとでた。