「あ?お前まだいたのか?さっさと失せろ」

「!?」

  羽和さんは、あまりの恐怖に怯えて涙目でどこかへさっていった。

「鈴くん……?本当に、婚約者じゃないんだよね……?」

「うん!」

 すると、いつものように可愛くギュゥッと抱きついてきた鈴くんに胸が高鳴る。

 わ、私だってもたないよぉ……!

「おっ!鈴〜」

 すると、背の高いモデルさんみたいなカッコいい人が鈴くんの家から出てきた。