まぁその調子で鈴くんのおうちに着き、お礼を言って解散。 私が寝てた間、なにを話していたんだろうなぁ……。 「うっ……」 先輩に運ばれている間に寝てしまっていた鈴くんが、綺麗で可愛い顔の男の子とは思えないほど大きい目をユックリと開いた。 「はぁ、はぁ……先輩……?」 「鈴くん……!大丈夫?!39度1分の高熱だよっ……?」 もしかしたら、私に「ヤダ」と言ったのは、移さない為だったのかもしれない。