ガシッと鈴が手を剥がそうとする、結乃先輩が寝ていた事が分かった。

「お、おい、結乃が寝てるぞ!?お前なにしたんだ!?」

 俺が思わずそう言うと、

「ちょっとそう言う香水かけた。」

「「なんでだ!?」」

 鈴と俺がまたしても声を揃えてそう言った。

「話そうぜ、腹黒同好会だ」

 「ふざせんなよ」と言わんばかりな顔をして俺と鈴は、倉庫の奥にある“幹部だけの特別な部屋”に入った」