死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

「い、いえ。なんでもありません」


慌てて背筋を伸ばす。


そして厚彦を睨みつけた。


厚彦はそんなこと気にするそぶりも見せず、クラスの男子の膝に乗っかって遊んだりしている。


(もう、勘弁してよ!)


心の中で罵り、梓は懸命に教科書を読むフリをしたのだった。