その2次創作で現実つくってほしいよ。
たしかに、みんなの前ではまったく話さない。わたしたちに繋がりがあるなんてサヤカちゃん以外誰も知らないと思う。
──────だって、逢坂 棗がそうさせてるんたから。
逢坂 棗。
学校の可愛い子と言われている子の、上位大半と遊んだことがあるらしい男。
天性のたらしかと思えば、そうでもなく。
プレイボーイの名に恥じず、毎日違う女子を侍らせているけれど、来る者拒まず、というわけではない厄介者。
『おれはね、遊ぶ相手は選ぶよ。好みを厳選してんの』
『けど。勘違いはしないでねー、茉結は別枠。……非常用だから、おれがどうしてもダメなときに誘う。そのときは絶対相手して』
……まったくタチがわるい。
わたしは別枠。
逢坂 棗の好みからは弾かれ、非常用呼ばわり。
だから、学校の人目があるところで話しかけられたことは、今まで一度たりともなかった。



