失恋したら、寄り添ってくれる優しい腹黒後輩に愛され始めました。

「ありがとう!また明日ね〜」

「はい……」

 ん?悲しそう……。


「ふふっ。そんな悲しそうな顔しないで」

「ありがとう」

 体が自然と動いて、氷楽くんを抱きしめてしまった。

「ふぇ!?」

 氷楽くんが出した声が、あまりにも可愛すぎて、ぷっと笑みが漏れた。