その瞬間にまた意識が薄くなっていって… 次に目が覚めた時には自分の家にいました。 ダイニングでただずんでいると母が同じ仕事場の人と電話をしていました。 「──小学寮?」 『そう!なんか異世界に小学校があって小学6年から中学3年までの女子生徒だけがその世界に閉じ込められてて、迷い込んだら最期、二度と戻ってこられないっていう都市伝説なの』 その会話を聞いた瞬間背筋に寒気がしました。 だって私が実際に見た景色そのものだったのですから───。