「ん?どうかしたの?」

「ううん。」

 ん?てかいつのまにかタメ口だし。

 すると、帰り道の方に、たくさんの不良達が見えた。

 う、嘘……!?

 あそこから帰らないと、ずいぶんと胴回りになってしまうから、できるのであれば、その道から帰りたい。

「先輩。怖がらないで。僕の後ろにいて」

「う、うん……」