きみは微糖の毒を吐く




絢斗くんはどうして、私と付き合ってくれたんだろう。


どうして、好きでもない私と向き合おうとしてくれるんだろう。



私は極端に自信がなくて、人のことを信じることができなくて、だから本当に分からなかったんだ。



絢斗くんが何を考えているのかも、絢斗くんの本当の優しさも、私は何も知らなかった──……。