「なんで絢斗そんな眠そうなの?寝れなかった?」 「……お前はすげえ寝てたな」 「いやだってあのベッド快適だったし」 「……」 遠くから絢斗くんと、絢斗くんと同室だった彼の話が聞こえる。 「つーか昨日の子誰だったんだよ!?」 「内緒だって」 そんな会話に少し顔が熱くなる。 ……絢斗くんも眠れなかったって、まさか、私と同じ理由な訳……ないか。