時には風になって、花になって。

ランクイン履歴

ファンタジー2位(2020/10/23)

ファンタジー

時には風になって、花になって。
作品番号
1618265
最終更新
2023/03/15
総文字数
79,248
ページ数
180ページ
ステータス
完結
PV数
303,187
いいね数
159
ランクイン履歴

ファンタジー2位(2020/10/23)





人里離れた村───、
そこに誰からも恐れられる“1人”の鬼がいた。

ここは妖と人を繋ぐ場所。


紅の覇者と恐れられる冷徹な鬼妖怪

紅覇
─Kureha─



『つまらんことをした』



そんな鬼に拾われた人間の少女、サヤ。



『小娘、貴様は私が怖くないのか』


『何故なにも言わない?
───あぁ、そういうことか』



少女は声を失っていた。







『お前もいつかは私を置いて消えるんだろうな。…人間という生き物は儚いものだ』



それはとても醜く残酷で、不気味な
───紛れもない真実。



『お前はどちらを選ぶ。
人の世か、それとも───』



人間の一生は、鬼の一瞬。


それでもお前が我が名を呼ぶのなら

時には風になって、花になって
何処へだって駆けつけよう。


そして私がお前の声になろう───…




※流血表現、残酷描写あり。



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