なんで私達の教室に理人先輩が……!? 驚きを隠せないのは私と二乃ちゃんだけじゃなかった。 学校の有名人である理人先輩の登場に、クラスの女子が瞬く間に騒ぎ出す。 「歌鈴ちゃん料理すんのー?」 「……え? は、はい!」 「じゃあ俺甘党だから、極甘にして?」 屈託のない笑顔を向けられて私はフリーズした。 「……ちょっと歌鈴! いつの間に理人先輩と知り合ったの!?」 ガバッと私の肩に手を回した二乃ちゃんがコソッと耳打ちしてくる。 それも肩が外れるかと思うくらいの勢いで。