キミがくれた奇跡を、 ずっとずっと忘れない。

なんのことかさっぱり心当たりがなかったけれど、くぎを刺されてはその通りにするしかない。

この声は誰? 


「俺、須賀です。実は……柳瀬のことが……そのっ、ずっと気になってて」

なに? これはもしかして告白?


途端に心臓がバクバクと大きな音を立て始める。
告白なんて人生初だからだ。


「好きです。付き合ってください」


今朝、あんなにバカにしたのに?

頭が真っ白になった私は、ゆっくり彼のほうに顔を向けた。

須賀くんと視線が絡まった瞬間、彼の目がひときわ大きくなる。


「あのっ……」
「お前、莉奈のほうか」
「えっ?」


チッと大きな舌打ちをされ、ますます混乱する。

もしかして、私を真奈と間違えた?


「なんなんだよ。今日の日直、お前じゃねぇだろ!」


あぁ、そうか。だから間違えたのか。

冷静になった私はそんなことを呆然と考えていた。


「代わったの。ごめん」