『莉奈。真奈の調子が悪くて病院なの。入院になったから夕飯適当に食べてくれる? お父さんは遅くなるから食べてきてもらうわ』
昨晩ずいぶんせき込んでいたけれど、一旦は落ち着いたのに。
「わかった。真奈は?」
『今は眠ってる。ちょっと風邪気味だったみたいね。熱もあって』
「そっか。私は大丈夫だから」
『うん、お願いね』
そこで電話は切れた。
「妹がどうかした?」
中江くんが質問してくる。
真奈も同じクラスだけど、ふたりが話しているのは見かけたことがない。
「うん。喘息の発作が出ちゃって、入院になったって」
外来での点滴治療では症状がよくならないときに一日だけ入院することが多く、年に数回ある。
「前もそうだったよな。大変だな」
「小さい頃からそうなの。本当に苦しそうで、代わってあげたいくらい」
昨晩ずいぶんせき込んでいたけれど、一旦は落ち着いたのに。
「わかった。真奈は?」
『今は眠ってる。ちょっと風邪気味だったみたいね。熱もあって』
「そっか。私は大丈夫だから」
『うん、お願いね』
そこで電話は切れた。
「妹がどうかした?」
中江くんが質問してくる。
真奈も同じクラスだけど、ふたりが話しているのは見かけたことがない。
「うん。喘息の発作が出ちゃって、入院になったって」
外来での点滴治療では症状がよくならないときに一日だけ入院することが多く、年に数回ある。
「前もそうだったよな。大変だな」
「小さい頃からそうなの。本当に苦しそうで、代わってあげたいくらい」



