キミがくれた奇跡を、 ずっとずっと忘れない。

「OKしてもらえるかどうかわからないけど、柳瀬は姉妹だし、もしダメだったときに気まずくなると申し訳ないと思って、先に話しておこうかと。もし断られても、今まで通り頼むな」


全身に鳥肌が立ち、頭がくらくらする。

息ってどうやって吸うんだっけ? 
どうしてこんなに苦しいの?


「ま、真奈が断るわけないじゃないですか。先輩は素敵だし、わ、私……」


『私が彼女になりたかった』と言いたかった。
でも、もちろん口を閉ざす。


「私、真奈も先輩のこと気になってると思いますよ」


ふたりの背中を押すような言葉が自分の口から出てくるのが不思議で、そしてつらくてたまらない。

心の中は土砂降りだった。
だけど、泣くわけにもいかない。


真奈のどこが気に入ったの? 
私みたいにおてんばではなくて物静かなところ? 
服装や髪形にも気を使っている女の子らしいところ?