キミがくれた奇跡を、 ずっとずっと忘れない。

何度も後悔したことが再び頭の中をぐるぐる回り、涙が止まらない。


ふたりの応援なんか、できないよ。

まだ付き合っているわけではないかもしれないけれど、先輩が女の子とふたりで帰るところを見た記憶がない。

真奈はもう特別なポジションにいる。

ずっと彼を見続けてきたからこそわかる事実に、唇を噛みしめた。



翌日は練習試合で、私が家を出たのは六時前だった。
今日は旭日のグラウンドで行うため、準備が必要だからだ。

苦手なライン引きは先輩にお願いして、出場する予定のない一年生の選手とともに、それぞれのチームのためのテントを張っていく。


試合は九時開始。
八時過ぎると両校の選手がストレッチを始めた。

中江くんは一応ベンチ入りが決まったけど、出場できるかは微妙だ。

スタメンのオーダーは、オーダー用紙を提出する八時半前に監督と池田先輩が相談して決めることになっている。