キミがくれた奇跡を、 ずっとずっと忘れない。

今日は監督が来ているので、鬼のマシンガンノックが待っている。
この間、私たちマネージャーは球拾いと監督へのボール渡しに徹する。

北見先輩がボール渡しをしてくれることになったので、私と吉岡先輩は守備についている選手からゴロで返されるボールをひたすら拾って、大きなカゴに入れる作業をしていた。

これがなかなか疲れる。

つねに中腰で、しかもノックは次々と出されるため、そのスピードについていくのが大変だ。


はぁ、はぁ。

ノックを受けているわけでもないのに息が上がってくる。

私はジャージの袖でこめかみの汗をぬぐいながらボールを追いかけ続けた。


ようやくノックが終わると、座り込みたい衝動を抑えて選手に飲み物を用意する。

今日はストレッチをして練習終了だ。

大きなウォータージャグに用意した麦茶を紙コップに注いでいると、ノックの間ピッチング練習をしていた中江くんがやってきた。