……な、なんなのこの人は!! なんで、私もうすっごい苦労したのに……。 「一華なら大丈夫だと思ったからよ」 「……どういうこと?」 「彼方くんと仲良くなれると思ったの。実際なれて良かったじゃない。仲良くなりたかったんでしょう?」 「なっ……」 じ、事実だけど、彼方くんがいる前でなんで言っちゃうの……! 恥ずかしくなり俯く。 「へぇー図星?」 「…うっ」 彼方くんの……なぜか嬉しそうな声が耳に入る。 すると、私の頭にポンッと暖かい手がおかれた。