寝るの早くない……? そんなに眠かったのかな……。 って!こっちの気も知らないで気持ちよさそうに寝ないでよ……!! 私は彼方くんの様子を確認しながら、するりと腕の中から抜けた。 ふぅ……とため息をついて、部屋にあった近くの鏡を見る。 ……顔、真っ赤だ………。 わ、私、これから大丈夫かな……?心臓、持つ…? こないだまでの不安が一気に消えて、また新しい不安が襲ってきた。 「……って、もうこんな時間!?」 彼方くんの部屋にあった時計は11時をさしていた。 お昼何にしよう……。