ブラインドネス・シンドローム

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ブラインドネス・シンドローム
作品番号
1616598
最終更新
2020/09/22
総文字数
18,510
ページ数
32ページ
ステータス
完結
PV数
3,189
いいね数
0

ブラインドネス・シンドローム
それは別称、盲目症候群と呼ばれ
突発的に発症する病。

原因は個々によって異なり
治療法も個別に進められていく
かなり異色の病。


ーーそんな病気をある日突然発症した
私の目には光が届かなくなった。


恐怖の渦に飲み込まれそうになった私に
手をさし伸ばしてくれたのは


一人の医師だった。


「あなたのそれは、
ブラインドネス・シンドロームです。
今のあなたには急速な処置が必要です」










※この物語はフィクションです。登場する名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。









目次

この作品のレビュー

★★★★★
2020/11/03 00:16
投稿者: Nia. さん
ネタバレ
君が瞳に映るまで

ブ〇〇〇〇〇〇・シンドローム。その難病は原因不明であり、治療方法も確立していない。そんな窮地に立たされた千鶴が出逢ったのは内科医の戸上先生だった
読了後の今、胸が熱くなっています。温かい台詞が詰まった本作品の核心に少しでも触れられるよう、目を見張る美文を一つでも掬い上げることに必死でした
千鶴。その名前を咀嚼して、千羽鶴を想起して。彼女の心が軽くなって、病が治りますように。そして大きな翼を広げて羽ばたけますように。そんな想いが籠っているのではないかと感じています
誰しも一度はついたことのある嘘。けれど、千鶴にとってのそれは痛くて苦しい奈落を足掻き続けるのと同じだった。もしも彼女のように嘘を纏うしかない状況に陥っている人がいたら。戸上先生のように「よく我慢してこられたね」と柔らかい言葉を紡げたら良い。自分にだけは正直になろう、そう思える夜でした
素敵な作品をありがとうございます

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