「ええ、なんかよくわかんないけどめちゃくちゃ美味しい……」
無意識にもうひとつ、もうふたつと手が伸びてしまう。
もし利人に怒られたら、同じものを買って返せばいいしね。
勢いあまったあたし。
気づいたときには、7個ものチョコレートが胃の中に入っていた。
うーん、美味しかった!
そう満足すると同時に、今度は急に眠気がやってくる。
頭がほわっとして、なんかやけにいい気分。
……だけど、ちょっぴり体があつい、かも……。
パーカー、脱いじゃおうかな……。
すそに手を掛けて、一気に頭まで引き上げた。
ちゃんとたたまなきゃと思うのに、おそろしいほどの眠気に抗えず、ソファにドサッと倒れ込む。
お行儀わるいって、利人怒られるかもな……。
なんて思ったのが最後。
あたしは夢の世界へ、まっさかさまに落ちていった。



