「咲良~、準備できた?」
「ううん。リボンが結べない。」
「結んであげる。」
「ありがとう。ってか私もう高校生だよ?奏くんに送ってもらわなくていいよ。」
「俺がしたくてしてるから。」
言い返す意味もなくて黙る。
私は如月 咲良。そして私が『奏くん』と言った人は如月 奏汰。
私のお兄ちゃんなんだ。
私は高校1年生、奏くんは高校3年生。
「「いってきま~す。」」
と家を出て奏くんと歩き出す。
校門に着き
「帰りもここ来るから待ってて。」
と言って奏くんは学校に行った。
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