それからは、平凡な日々が続いた。

 Victoria達は、襲わないと誓ってくれたから、きっともう大丈夫。



 今、蓮くんの部屋にいる。

 ギュッと抱きしめている。私から。蓮くんの事を。

「ん?どした?甘えたくなった?」

「うんっ……」

「どしたの?元気ない?」

「だ、だって、幸せ過ぎて……この幸せがなくなった時に、自分がどれだけ孤独になるのか分からなくて……離したくない……!」