「ヘ、ヘクチ!」

 そして入ってきたメイドさんがクシャミをした。

「なにあいつ」

「れ、蓮くん!」

「結絵ちゃん♡……」

 ん?……私?……そこは蓮くんじゃぁ?

「は……?」

 メイドさんが徐々に近づいてきて、私に抱き着こうとしてきた瞬間、蓮くんに強く抱きしめられた。

「ひ、ひぃっくるな!気持ち悪い!」