でも最低蓮くんも好き。

 胸が締め付けられるほど好き。

 大好き。

「もう寝よ。泊まってって。」

「うん!」

 奏笑くんごめんなさい。こんな、私を許して……。でも、諦めないでもいいよ。

 理不尽だよね……。

 でも寄り添ってくれた奏笑くんはいまの私に繋がってるから。