え……?優しい蓮くんの声が頭に響き渡る。

「れ、蓮くん!?」

 変装して乗り込んで来てくれていたみたい。本当に優しい……。

「シ。」

「れ、蓮くんー!!!!!!」

「静かに!ほら、縄ほどいてやるから。」

 縄を解かれた瞬間、蓮くんに抱きついた。

「ごめん。本当に。ごめんなさい。」

 沢山の涙が溢れてでる。

「俺が全て悪かった。」

「そんな事!!!」