「嫌です!離れません!」

 思わずその言葉にドキッとしてしまう。

「でも!あいつら殺人吸血鬼だぞ!?」

「心を、開けばいいんです。」

 は?……まて!何故近く!?危ねえ!?

「吸血鬼さん。帰ってください。血がほしいなら、あげますから。」

 な!?

 お、おい!?ま、まさか吸わせるのか!?

 吸血鬼は、異性の血しか吸えないとか聞いた事あるけど、そんなの嫌だ!!

 俺はいそいで吸血鬼を殴った。