予想を超えた政略結婚



自分は親に逆らってばかりだと言う
親の言いなりには成らないぞ!と
生きてきたと話す。


でもそれがどうしても
親に頼らないといけない事が起きてしまう
だから私の祖父が言うよに
もうレールは出来てるんだろうなと
「うんうん」と納得している様子。


「あなたって何をしてる人なんですか?」


「何だと思う?」


「イベント会社の人ですか?」


「ハズレ!」


「ハズレですかぁ?
トラブルになって大変そうだったから
てっきり•••」


「ここのショッピングモールを
経営する会社の」と言いながら
名刺を探してる様子だがない模様。


「カバンに入れてるわ
後で名刺渡すわ」


「いや。。。別に良いですけど」


「そうそうここに来た理由は
適当に服を選んでるから
好きなのを着てもらおうと思って」


「すみません」


「そしてヘアーメイクは
ここに3時に美容師が
来るようになってるから
好きなようにやってもらって」


「何から何まで
すみません」


「こっちが頼んだ側だから
そんなにお礼言わなくてもいいよ」


「あ!それもそうですね!
そうですよ!そう!
そんなんだよ
何かあたし負い目を感じてました
そうですよねぇー
上手く出来たら晩御飯ぐらい
ご馳走になっても良い感じですよねぇ」


「ご飯ねぇ
それぐらいはさせて貰うよ
ただしステージが上手くいったらの話で
その時には最高級のお肉食わせてあげるよ」


「最高級のお肉ですか?
頑張るしかないですね!頑張ります!」


「じゃあ頼むな」と言いながら
その人はソファーにドサッと座り込んだ。


「え?出て行かないんですか?」


「気にせず練習して」


「気にせずと言われても
そこに座られてると•••ですねぇ
やりにくいと言うか•••」


「スースー」一瞬で聞こえてきた寝息。


「え?寝てます?」


この人何歳なんだろ?
若いのに専務だと呼ばれていたな。


イケメンだし•••
あっ!そうか
もうすぐ結婚するとか言ってた。


奥さんになる人って
きっと綺麗なんだろうな
美男美女そしてお金持ち
羨ましいばかり。