予想を超えた政略結婚



親切な店員の真帆さんのおかげで
明け方まで過ごして
随分早いが那覇空港へと向かった。


早朝6時すぎ那覇空港は
まだ人はポツポツと居る状況。


私が乗る飛行機は9時
まだ3時間もある。


とりあえずは待ち合いのベンチに
深く腰をかけ仮睡眠しようと
念のため8時30分に
アラームをかけて目を閉じた。


ブーブー
握りしめていた携帯が動き始めた。


時間が経つとのは早いもので
周りも人がたくさん増えていた。


搭乗手続きをするため
席を立つと1席空けて座っていた女性が
「お忘れ物ですよ」と私に声をかけた。


「え?」
見るとレジ袋にサンドイッチと
ペットボトルのミルクティーが入っている。


「私のじゃないので」


「先ほどと言ってももう随分経つかしら?
男性の方が置いてましたけど?
知り合いの方じゃないんですか?」


男性の知り合い?
そんな•••こんなところに居るはずもなく。。。


え?まさか?あの人?


袋の中にメモ書きが入っていた。


これでも食え!
お前が寝過ごす事に1票!


と書かれていた。


あの人が買ってくれたんだ
寝過ごすことに1票とか
嫌味を書いてるけど
根は優しい人なんだとわかる。


困ってる人を見たら助ける
そんな性格だとあの丸山という人が言ってた。


お礼を言わなければと
周りを見渡したが丸山さんと
あの人は見当たらなかった。


1便早い飛行機だったのか
同じ便と言う偶然はなかったようだ。