両親に最後のわがまま聞いて欲しいと
お願いして旅に出ることになった。
それは沖縄への旅だ
以前から行きたいと思っていた場所。
「いいよ お前を犠牲にしてしまって
申し訳なくて•••
だから心ゆくまで楽しんでこい」
「ちょっとぉー!!!
あたしは犠牲になると言う気持ちは
全くないよ?むしろ
結婚は自分のためなの!
あの職場から去ることできたし
それにあたしこのまま
結婚とか出来ないかもしれない
それなら今回が
最大のチャンスかもしれないし
それでみんなが幸せになれるんだよ?」
「だけど。。。」
「もう言わないって約束して!
あたしは誰よりも
絶対幸せになってみせるから」
「まぁそうだな
相手は申し分ない人だから
きっと玲華を幸せにしてくれるよ」
両親の前では強がって
幸せになってみせる!と啖呵切ったものの
幸せ???
それはないな。。。
結婚の話が出た時は
少し悩んだがすぐに
切り替えることができた。
なにより1番は
自分自身の置かれた環境から逃げたかった。
そして2番目は
両親を少しでも助けたい
弟や妹の将来のため。
話が来たすぐは
相手は仕事が第一の人間で
しかも御曹司
私にとって夢のような生活ができる
と勝手に思っていた。
そんな棚からぼたもちは
あり得ないということが証明された。
相手から言い渡されたのは
偽装夫婦。
祖父やお互いの両親の前だけ
いい夫婦を演じていれば
あとは好き勝手にすればいい。
こっちに愛情を求めることは
考えるな!こっちも恋愛するつもりもない。
そんな条件を出されても
今更引くことはできない。
小園家継続のため
自身のために。。。
そして数年したら離婚をすると言う
数年って?1年かもしれない
2年?3年?長くても3年程度?
それはわからないが
離婚は確定なのだ。
私もまだ24歳
まだやり直しができる年でもある
相手がその気なら
それから人生を考えればいいじゃない。
とりあえずは偽装夫婦を演じよう
家にいて家政婦になったつもりで
日々頑張ろ!と気持ちを
切り替えることにした。



