「ほう?
それで最後までしちゃったと」

「なっ、なにいってるのすずちゃん!!」


朝、家のドアを開けてすぐ。


「おはよ、海凪!
さぁ、話!聞かせてもらうわよ〜?」


すずちゃんが満面の笑みを浮かべて立っていた。


金曜の夜、漣くんに家まで送ってもらってすぐ。

すずちゃんに告白できたことをメールした。


『うそ、ほんと!?
話!!話聞かせて!!』


『長くなりそうだから、月曜にまた学校で話すね』

『え、待てないから家まで遊びに行っていい?』


『だめ!
この土日は集中するって漣くんとも約束したから、1人にさせて!月曜日にいくらでも時間付き合うから!』


『わかった。
ぜったいよ?』

『……やっぱり待てないから朝、一緒に学校いっていい?』


とまあ、こんな感じで。


「おめでとう!
やっっっと正式なカレカノになれたわけね!」


「うん、ありがとう」