だれもいないことを確認しようとしたらまさかのすずちゃん登場。


は、はやく漣くんから離れたい……!


「え、漣も普通におはようとか言うんだ」


「当たり前だろ。
小山は俺をなんだと思ってんの?」


「え?
女嫌いで無愛想な顔だけ男」


ちょっとちょっとちょっと!?

どうして普通に会話してるの、このふたり!


というかすずちゃん、本人に向かってよくそんなこと……!


漣くんもすずちゃんも相変わらずだけど、対して内心冷や汗だらけのわたし。

土日を挟んだとはいえ、漣くんの顔がちゃんと見れない……。


「どしたの海凪?
おいてくよー」


「あっ、いや……わたしちょっと職員室に……」


「もう授業始まるけど」


「……」


漣くんの言葉は、最悪なことに事実。

ああ〜もうっ、タイミングのわるい……っ!