何年ぶりかに呼ばれた自分の名前に
涙が出てきた
母上はあたしを覚えてたんやな
ちゃんと、名前で呼んでくれることがあるんやな
「引き止めて申し訳ありません」
母上の肩から手を離して目元を覆う
涙が止まらないから。
あたしのことなんてもう、名前さえ呼んでくれないと思ってたから
母上は部屋から出ていく気配がない
涙を止めなきゃ
そう思ってもなかなか止まらなくて
「私は貴方を、そこまで追い詰めてしまったんですね」
へ?
顔を覆うあたしの手を母上が顔から外すように引っ張った。
「ごめんなさい。貴方も子供なのに。ごめんなさい」
母上?
そのまま母上は崩れるように病室の床にしゃがみ込んでしまった
涙
引っ込んだ
「母上!汚いですからせめて椅子に…」
土足やで、ここ!
てゆうか、母上はあたしに謝ったん?
どうして…
「泣かない子だと思ってた。何をしても何を言っても泣かないから……怖かった」
あたしのこと?
母上が、いま泣いてる
蹲み込んだ母上の頬は濡れていた
涙が出てきた
母上はあたしを覚えてたんやな
ちゃんと、名前で呼んでくれることがあるんやな
「引き止めて申し訳ありません」
母上の肩から手を離して目元を覆う
涙が止まらないから。
あたしのことなんてもう、名前さえ呼んでくれないと思ってたから
母上は部屋から出ていく気配がない
涙を止めなきゃ
そう思ってもなかなか止まらなくて
「私は貴方を、そこまで追い詰めてしまったんですね」
へ?
顔を覆うあたしの手を母上が顔から外すように引っ張った。
「ごめんなさい。貴方も子供なのに。ごめんなさい」
母上?
そのまま母上は崩れるように病室の床にしゃがみ込んでしまった
涙
引っ込んだ
「母上!汚いですからせめて椅子に…」
土足やで、ここ!
てゆうか、母上はあたしに謝ったん?
どうして…
「泣かない子だと思ってた。何をしても何を言っても泣かないから……怖かった」
あたしのこと?
母上が、いま泣いてる
蹲み込んだ母上の頬は濡れていた



