守りたい、助けたいは、ただの俺の自己満だ。泉もそうだ。
でも泉は最初から言ってた
杏が笑顔で居られる未来のためにって。
やっぱり敵わない
「おーおー諦めるのか?」
「いや…そうだな。諦めるわけじゃないけど…俺、兄ちゃんのことも、かなり好きだからな」
笑える
俺のお兄ちゃんは泉だ
俺は泉が大好きだ
だから杏を諦めるとかそういう事じゃない。
ただ
泉が幸せにする杏を、側で見てるのもいいかなって思うんだ。
「泉は気付いてないけど、杏は泉のこと好きだと思う」
「ん?なんでだ?」
「杏は…泉といる時だけ眠るんです」
「……?」
「泉が落ち着くんだと思う。杏が弱いところを見せるのは、いつも泉の前なんだ。杏を素直にさされるのは泉だけなんだ。杏には…幸せになって欲しい」
自分がこんなことを思う日が来るなんてな。
それなりにヤキモチも妬くし、それなりに人のことも好きになってきた。
だから不思議な気持ちなんだ
あんまりヤキモチ妬かないんだ。
杏が笑顔ならそれでいいって思えるんだ。
でも泉は最初から言ってた
杏が笑顔で居られる未来のためにって。
やっぱり敵わない
「おーおー諦めるのか?」
「いや…そうだな。諦めるわけじゃないけど…俺、兄ちゃんのことも、かなり好きだからな」
笑える
俺のお兄ちゃんは泉だ
俺は泉が大好きだ
だから杏を諦めるとかそういう事じゃない。
ただ
泉が幸せにする杏を、側で見てるのもいいかなって思うんだ。
「泉は気付いてないけど、杏は泉のこと好きだと思う」
「ん?なんでだ?」
「杏は…泉といる時だけ眠るんです」
「……?」
「泉が落ち着くんだと思う。杏が弱いところを見せるのは、いつも泉の前なんだ。杏を素直にさされるのは泉だけなんだ。杏には…幸せになって欲しい」
自分がこんなことを思う日が来るなんてな。
それなりにヤキモチも妬くし、それなりに人のことも好きになってきた。
だから不思議な気持ちなんだ
あんまりヤキモチ妬かないんだ。
杏が笑顔ならそれでいいって思えるんだ。



