「私は…一度捨てたんです。お母様や東堂に関わる全ての人たちを裏切りました」
「だから、それは分かるけどお前が今後どうするかが大事なんじゃねーの??」
朔、言いすぎるなよ。と隣で慧が俺の体を押さえる。
いや、でもさ?
「過去のことは覆らない。どうあがいてもお前がみんなを裏切った事に変わりはない。でも……知らなければ?みんなが知らなければ、何もなかったように世界は動く」
杏が死んだことになって、お前のフリをして……でもそんなこと、みんな知らないから世界はいつも通り進んでいったろ。
そう言うと、妹は下を向いた
泉と杏がいないから、俺たちがしっかりと正しいと思える道を示さなきゃ。
「それこそまた騙してる!!私は耐えられない」
ちがうぞ
「騙してるのは、周りのためだ。お前の悪事をバラさないようにする為じゃない。そしてお前は忘れずに生きるんだ。
また東堂として生きるなら、みんなの為に嘘をついて、自分の罪を1人で背負え」
俺さ、珍しくまともに話せてるよ。
頭悪いからいつも口喧嘩とか話すと、ばーかとかしか言えないけどさ。
杏を思うと言葉が出てくるよ
「だから、それは分かるけどお前が今後どうするかが大事なんじゃねーの??」
朔、言いすぎるなよ。と隣で慧が俺の体を押さえる。
いや、でもさ?
「過去のことは覆らない。どうあがいてもお前がみんなを裏切った事に変わりはない。でも……知らなければ?みんなが知らなければ、何もなかったように世界は動く」
杏が死んだことになって、お前のフリをして……でもそんなこと、みんな知らないから世界はいつも通り進んでいったろ。
そう言うと、妹は下を向いた
泉と杏がいないから、俺たちがしっかりと正しいと思える道を示さなきゃ。
「それこそまた騙してる!!私は耐えられない」
ちがうぞ
「騙してるのは、周りのためだ。お前の悪事をバラさないようにする為じゃない。そしてお前は忘れずに生きるんだ。
また東堂として生きるなら、みんなの為に嘘をついて、自分の罪を1人で背負え」
俺さ、珍しくまともに話せてるよ。
頭悪いからいつも口喧嘩とか話すと、ばーかとかしか言えないけどさ。
杏を思うと言葉が出てくるよ



