地獄船

お腹を抱えて笑っている子鬼たちの視線を先へと顔を向ける。


そこにいたのはひょっとこのお面を付けてカクカクと踊っている鬼だった。


「なんであいつが躍ってんだよ……」


浩成が呟く。


子鬼たちの笑い声は俺たちへ向けられていたものではなかったようだ。


「あ~、おもしろかった」


さんざん踊りまくった後、鬼が満足げに言ってお面を外した。