地獄船

鬼たちが乗っていた船だ。


この船の3倍の大きさはあるかもしれない。


「中を確認してみる?」


さっきまで吐いていたミヅキが少しスッキリした顔でそう言って来た。


「鬼の船の中をか?」


俺は驚いてそう聞き返した。


敵の船に乗り込むなんて考えてもいなかったことだ。


「だってさ、こっちの船には誰もいないんだよ? 鬼の船に移動していると思わない?」