地獄船

俺はそれを見ていることができず、思わず視線をそらせていた。


残酷な中身に綾と小恋から悲鳴が聞こえて来るかもしれない。


そう思って身構えていたのに……なにも、聞こえて来なかった。


代わりに子鬼たちからの拍手が聞こえてきて、俺はソロリと顔を上げた。


キョトンとした表情の綾と小恋。


「どうだぁ? 気に入ったか?」


鬼が得意げな表情を浮かべて2人に聞いている。