「…なんだよ?あー…もしかして、アイスんとこも食いてぇの?仕方ねぇーなぁ。ほら、やるよ」
「んー…それも、あるんだけどー…」
「あるんだけど…?なに?」
「シロちゃん…もしかして、今好きな子いたりするの…?」
「ぶっ!!?」
丁度良く、入れ替えてもらったお茶を口に運んでいる最中に、そんなとんでもない爆弾を投下されて、俺は思わずそのままお茶を噴き出しそうになった。
「…もー。汚いよー?シロちゃん」
「わ、わりぃ…」
口元をゴシゴシと拭って、カァーっと赤くなる顔をどうにか抑え込む。
なんだよ、いきなり?
なんで、急にそんな話になるんだ?!
そう思って何かを反論しようとするけれど、何も出て来ず、ガシガシと頭を掻くと、またじっと見つめられる。
まるで、俺からの答えを促すように…。



