学校にて…

「え?ホワッツ?明音、今何て?」

明音「だーかーら~。桃子ちゃんが今まで
   休んでたから色々補習受けないと
   次の中間テストがヤバイって…。」

「うん、何も聞こえない、聞いてない。」

明音「耳塞いでもダメよ。これが現実なん
   だから。ちゃんと向き合いなさい」

「こんな運命認めないっ!!」

聡「ま、まぁ今回のテスト難しそうな問題
  ばっかりだったしね…。」

私は縋るように聡に泣きつく


「ざどる~うっ!助けて~!」

聡「えっ!?僕に?」

「一緒に勉強して教えて…。いや、
 教えて下さいまし!」

聡「一緒にっ!い、良いけど…。」

「本当?やったー!
 じゃあそしたら私の家かな?」

聡「姉さんどうする?」

明音「う~ん。私は遠慮しとこうかしら?
   他に用事があるし…。」

明音は聡にそっとグッドサインを送り、
ウィンクした

明音(弟の恋だもの、応援しなくちゃね。
   頑張りなさい!)

それに気づく聡は顔を赤くする

聡(姉さん!
  変な気は使わなくていいの!)

その双子のやり取りに気づいていなかった
桃子は赤点を回避出来る事しか考えて
いなかったのだ


(赤点回避っ~!ふふ~ん♪)