-桃子宅-

キョウヤ
 「なぁ…どういう事だ?今日学校でも
  聞いてきたが桃子がいねぇ!
  おい、敬幸!何か知らねぇのか!」

敬幸「だーかーらぁー!俺の方でも今
   調べてるだろうがよ!」

キョウヤ
 「1週間前に出会ってたその男が絶対
  怪しいじゃん!もう完全にクロじゃん
  なんで見逃す訳?」

勇吾「はぁ…全く使えねージジイ共だな」

敬幸「おい、何か言ったか勇吾!」

キョウヤ
 「まだジジイじゃないでーす!
  先生に何て口聞いてるのかな?」

桃子がいなくなり、連絡も無いので流石に
おかしいと思った3人は困惑していたのだ

勇吾「前みたく桃子が持ってる契約札を
   通じて、呼びかけてるんですが…。
   何かの力に邪魔されて出来ない。」

キョウヤ「まさか…“あの方”!?」

敬幸「いや、まだそうと決まった訳じゃ
   ないだろ。そんな事出来るのは術者
   か妖怪だな。
   あの男は何の目的で桃子に近いた
   のか…。」

暫く考え込んでいるとキョウヤは何か思い
付いたような顔をした

キョウヤ
 「あの場所にはなるべく行きたく無い
  が…。その男の情報を知っていそうな
  知人がいるんだ。」

敬幸「お前、それを早く言えよな。」

キョウヤ
 「俺だって本当だったらあんな所
  行きたくねーわ!苦肉の策だよ!」

勇吾(これは面白い事になりそうだな。)
 「で、その場所はどこで?」

キョウヤ
 「勇吾君、その顔止めなさい。」

こうして桃子の行方を追っていき始めた
3人であった…