「キョウちゃん!!」

百香「次から次へと…。」

秋真「百香、そいつは“あの方”の裏切り者
   だ。ここは厄介だ…早く引け。」

百香「何を言ってるんですか…。
   裏切り者は始末しないとダメです」

キョウヤ
  「お前ら、あいつの仲間か…。
   ようやく見つけたぜ、情報を教えて
   貰おうじゃねーか。」

キョウちゃんは力を出して狐火を出現させる

百香「……!」

百香の周りはあっという間に狐火に包まれていた

キョウヤ「さぁ、吐いて貰おうか。」

しかし秋真は狐火を刀で振り払う

もの凄い風が巻き起こり、消えてしまった

秋真「うちの部下がすまなかった…。
   今回は一先ず引き上げよう。」

そう言うと2人は闇の中へと消えていった

勇吾「先生…敵を見逃すとは…。
   ダメじゃねぇですか。
   妖怪失格ですよ?」

キョウヤ「そんなボロボロの奴に言われ
     たくないね。」

「勇吾、あんたバカじゃないの!?
 少しは考えて行動しなさいよ!」

勇吾「へーへー、スイマセンね~。」

「後先考えず行動する奴なんか
 要らないから!契約破棄だよ!」

勇吾「へっ、やってみろよ。
   そんな事したら困るのは…。」

私は思いきり勇吾の頬を叩いた

「命を…無駄にするなよ…バカ勇吾…。」

勇吾「……ごめん。」

そう言うと桃子は敬幸の所へ走っていく

キョウヤ
 「君はどっかしら危なっかしいからね。
  …桃子にあんまり迷惑掛けるなよ。」

勇吾「はい…。」

キョウヤは勇吾の頭を撫でていくと
桃子の後について行く

勇吾(やっぱりまだそっちに行けそうに
   ないです…姉上。)